子どもたちと。

夏のはじめに「学童保育」という新しい仕事を始めました。もともと教育に関する仕事には一度は就いてみたいと思っていたこともあり、また保育に対しても社会問題として大きく関心がありました。英国にはブレイディみかこさんというパンク保育士がおります。私はこの方の文章がとても好きでよく読んでいたことも影響しているのかもしれません。『ヨーロッパ・コーリング―地べたからのポリティカル・レポート』や『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』がおすすめです。

学校でもなく保育園や幼稚園でもない学童保育はなかなかに興味深いところであります。当初は夏の間だけの短期契約だったのですが人手不足からか続投を頼まれましてこちらも助かりますのでと続けることになりました。

そして今日の話です。みんなでおやつを食べていたら突然ある男の子が私に話しかけてきました。

「先生、テレビに出てなかった?」

‎どうやら先日出演した『天才てれびくんYOU』を見ていたようです。

‎「先生メガネ外してたよね。警察の服着てて恐い顔してから笑ってた。」

‎正確には警備員なのですがよく見ているな、そしてよく気づいたな、何も言ってなかったのに…。

‎「先生、うまかったよ!」

‎おー!?ありがとうー!!先生はこんなに嬉しいことはないですよ。本当にありがとう。

‎「先生、じゃあ今からヒミツキチつくるから先生キョジンだからモンバンやって!」

‎いいよいいよ!先生は警備員でも門番でも何でもやるよ!喜んで!

その後、門番が呼ばれることは一向になかったですが子どもと遊ぶのは楽しいものです。

‎おーいおーい、門番も呼んでくれよー、おーいおーい…。

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