甲田守の『根こそぎ掘りデー』第8回 淺越岳人と行く電器屋。

甲田守の『根こそぎ掘りデー』とは…?

休日の行動スタイルが基本的に「座っている」で有名なネコソギこと甲田守がホリデーに誰かを誘っては「座っている」からの脱却を図るという、知的かつ高尚な難解プログラミング企画………ではなく単純に誰かを誘って遊びに出かけるという、ただそれだけの企画である。隔週月曜更新を予定。

淺越岳人と電器屋さんへ行ってきました。劇場入りしてからパソコンとプロジェクターを繋ぐ変換ケーブルが急遽必要となり買い出しに出掛けることとなりました。当初は彼が一人で行く予定だったのですが嬉しいことに手持ち無沙汰の私を彼が誘ってくれたのです。私が一緒に行ったところで正直言って何も役に立たない。求められているものが何なのか私にはさっぱりだからです。にもかかわらず私を誘ってくれました。
淺越岳人と私は大学の同級生です。付き合いはかれこれ12年近くになりましょうか。初対面ではどのような挨拶を交わしたのだろう。全くもって覚えていません。映画サークルを通じて知り合ったのですが映画の話題について意気投合したかと言えばそうではなく、共通の話題で盛り上がったのかと言えばこれまたそうではなく、じゃあなんとなく馬が合ったんだねと問われればまたまた答えに窮します。それでも彼と私の間には12年の歳月が流れている。電器屋にはまだまだ着く気配すらない。彼との付き合いは長くなりそうだ。
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甲田守の『根こそぎ掘りデー』第7回 塩原さんとタコ焼き

甲田守の『根こそぎ掘りデー』とは…?

休日の行動スタイルが基本的に「座っている」で有名なネコソギこと甲田守がホリデーに誰かを誘っては「座っている」からの脱却を図るという、知的かつ高尚な難解プログラミング企画………ではなく単純に誰かを誘って遊びに出かけるという、ただそれだけの企画である。隔週月曜更新を予定。

先日はアガリスクエンターテイメントの前田友里子さんが出演する舞台『おやすみ また 明日 愛してるよ』を観に行ってきました。終演後、劇場を後にしようとしたところ、ふと横を見るとアガリスクエンターテイメントの塩原俊之さんと目が合いました。どうやら同じ回を見に来ていたようです。一言ぐらい挨拶すべきでしたが気づかぬふりをしてそそくさと帰ってしまいました。知り合いが出演している舞台はすぐ帰りたくなるのが私です。出演者とはあまり顔を合わせたくないのです。というのも感想等を聞かれても何と答えていいのかまごつきますし、そもそも観劇中はうつらうつらすることも多くまともに見ておりません。今回も例に漏れずタイトルのように『おやすみ』状態が無きにしもあらず。私は真っ暗になるとすぐ寝てしまいます。そして明かりがつけば目が覚めて一目散に帰る、というわけです。帰路の途中、そんな私に塩原さんからの連絡が入ります。お茶でもしないか、とのことでしたが既にその時自宅付近にいましたので断ることにしました。いつもだったらそれで終わるのですが何を思ったのか塩原さんを家に招いてみようと思いました。それが結果的にとても良かった。新しい家に引っ越ししてからはほんの少しですが自信を持つことができるようになりました。塩原さんの提案により家でタコ焼きを作ることになりました。まずは材料の買い出しに向かいます。塩原さんはやはり手慣れたもので私の家にないものを尋ねながらテキパキと買い物をこなします。調味料などの足りないものは自宅から調達までしてくれまして本当に助かりました。私の家に着きまして早速調理に取り掛かります。基本的には塩原さんに任せれば何とかなると高をくくっていた私です。いつの間にか雑然としていたテーブル上の本などをきれいに片付けてくれております。こっちで材料切るからそっちは粉つくっといて、と塩原さんは指示も適確です。どんどん切ってくれる塩原さんですがその食材を入れる食器が我が家にはあまり数がないことに気づきます。なんとか見つけた食器ですが何とも汚い。私は必死で洗いましたがそれでもそこそこ汚い。そして塩原さんを驚かせたことは私の家には洗剤がなく石鹸もなく全てを水だけで洗っているということです。塩原さんは笑いながら不承不承ですが食器を使用することに納得してくれた様子です。塩原さんと一緒に料理するのが楽しかったからか私はキッチンで作業しつつ何かあればいちいち塩原さんに話しかけます。うるせーなで笑って返してくれる塩原さんですがここでつと思います。今はギリギリ笑ってくれますがこれも程度が過ぎればいつ怒りに変わるかわかりません。アガリスクエンターテイメントの場でも私の振る舞いは笑いになることがありますがこれも同じく怒りとは常に隣り合わせとよく思います。一回こっきりの共同作業だから笑いにもなりますがこれが常時となるとどうなるかは容易に想像できます。果てしなく怒られてばかりのケンカが続くのでしょう。それを考えると自分にはパートナーを持つのは程遠いなと少し落胆します。隣の部屋では塩原さんが刃こぼれの激しいギザギザ包丁で食材を切っております。まるでノコギリのようだな、と塩原さん。切り替えましてタコ焼き作りに勤しみます。塩原さんは自宅からソースやマヨネーズ、さらには漬け込んだチーズまで持ってきて下さりこれがタコ焼きと非常に合います。ちょっとした工夫で料理はひとあじもふたあじも美味しくなります。大阪出身の私ですが塩原さんの方が遥かにタコ焼きについて知っています。タコ焼きのみならず最近はよく大阪に行かれるようでその地理についても詳しい。塩原さんの訪れるところは地元の人も驚きのディープなところが多いです。造幣局の桜の通り抜けなどの季節限定のところも訪れています。塩原さんは目の付け所がいいと私は思いました。そして大阪について自身でつぶさに見た目で肯定的に評価してくれるところがとても嬉しい。私は大阪出身者ながら大阪について否定的に捉えることが多いのですがなんだかんだ大阪のことが好きなのかこうやって塩原さんにいいふうに言ってもらえるととても嬉しくなります。大阪にとどまらず塩原さんの批評はとても肯定的で良いところを見つけてくれます。映画や演劇、漫画などについても塩原さんの語りは聞いていて面白いです。このようなジャンルももちろん詳しいのですがさらに塩原さんは野球を中心とするスポーツにも詳しく、さらにさらにバイクや車、地図にも詳しいところが私の興味と合いまして話も盛り上がります。私が最近原付に乗るようになったからか漸く塩原さんのフィールドに入り込むことができるようになりました。バイクもそうなのですが私は道が好きなのでこれについて話すのはとても楽しい。おそらく塩原さんは東京千葉のみならず高速道路にのって全国あちこちに出かけているのでいつかはこの辺の話にもついていけたらいいなと思います。途中からは前田さんも参入し三人で銭湯へ行きました。前田さんとのホリデーはまた後日に譲ることにします。

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